宇田川靴店のおやっさんとファーストコンタクト
高校生の頃、親に土下座をしてレッドウイングのブーツを購入して貰った訳ですが、履いていたら、当然ソールの部分が擦り減ってしまう訳です。当時の私には靴を修理する。と言う発想がなく、そろそろもう一発土下座をするか?と考えていた時に、母親から宇田川に行って直して貰ってこい。と言う助言を頂いた訳です。
ただし、当時は知らないので、どこだよ、それ?と言う状態でしたが、学校帰りに行ける範囲内だと場所を教わり、しょうがねー、行ってみるか?となった訳です。
学校にいる間も靴の修理を依頼する為に、行った事のない、謎の宇田川靴店に行く。と言う一大事業が待っている訳で、学校にいても気が気でない為、学食で早目に食事を済ませた後、のっぴきならない理由がある。と言う事で学校を後にして、宇田川靴店を探しに学校を後にした訳ですが、そこまで探さないで済みましたね。
ただ、肝心な事なのですが、今でも覚えているのが、閉まっているの。噓だろ。おい!と思いながら、裏手に回って、窓を叩いておやっさんに出て来てもらって修理を依頼したのが、一番最初の宇田川靴店と私の接点でした。
母親は靴作って貰っていたんだって!
何故、吾輩はの母親はこんなマイナー臭が漂い、中々入り辛い店を知っているのか?と言いますと、母親の兄弟が同級生で、母親自身も昔は靴をこのお店で作って貰っていたんですって。と言う事で後日、修理をしたレッドウイングを取りに行ったら、親父と母親が久しぶりだね。みたいな会話をしていました。
そんなこんなで、ソールがすり減る度に、この宇田川靴店に持っていき、修理を依頼してきました。果たして吾輩以外に、この店で革靴のソール交換を依頼している人はいるのだろうか?認知度としては恐ろしく低いのではないか?そんな気持ちがするのですが、おやっさんも、吾輩のレッドウイングの修理で慣れてきたのか?そこまで古い訳ではないであろう紙が張り付けられていました。
お?おやっさん、これは商売になる?と思って、貼り紙でも張り付けたのかな?と思ったのですが、きっかけが吾輩であれば嬉しいです。取り合えず、今まではレッドウイングの修理を年に一回の頻度で合計10回以上依頼をしてきました。その甲斐もありまして、初期の頃に購入をしたレッドウイングは良い色合いです。だけど、今回はウルヴァリンブーツの修理を依頼しに行きました。どちらも対応をしてくれるので、近隣にお住まいの方で、ブーツの修理を考えている人は宇田川靴店に行って相談してみて下さい。
ウルヴァリンブーツ修理前
とまー、こんな感じでボロボロの状態になりました。これが幾らで、どうなるのか?それについては以下となります。
ウルヴァリンブーツ修理後
さて帰ってきました。びかびかに磨いて貰ったり、撮影場所の光量が足りないせいで、ちょっと色合いが違っていて、別のブーツに見えるかもしれませんが、同一です。 少し欠けていた部分も無事に修復していました。 ソールの部分はこんな感じです。履き心地も良好ですね。底の厚さも変わっている印象はなく、これまで通りに履ける状態でした。ウルヴァリンブーツ修理に掛かった日数と料金
お盆前。と言う事で、おやっさんが頑張ってくれたのもあると思いますが、3日で自宅に連絡が来て、即取りに行きました。話によると、それなりに修理を依頼している人がいるみたいですが、馴染みの人が中心だと思います。
もちろん、新規も大歓迎だと思いますので、ブーツなどを履いていて底の修理さえ出来れば、また履ける!と言う人は相談をしてみて下さい。
料金については、ダメージであったり、修理箇所や使う素材によって前後しますが、私の場合には6000円でした。一般的に工場で直します。と言うケースであれば、送料も掛かれば、その分の日数もかかりますので、時間も料金も高くなると思いますが、おやっさんが自宅で修理をしてくれる靴屋さんならではの料金ですね。
ただし、料金については、20年に渡る超絶常連に対する価格の可能性も頭の隅に入れておいて貰った方が良いと思います。その辺りは特に聞きませんでしたが、別の床屋さんで髭剃りをして貰っているのですが、料金メニューには2500円とか記載をされているのですが、私は1000円になります。小学生の頃のオッサンを知っている、おばあちゃんが孫価格で提供をしている感じです。
熊谷近辺に住んでいる方は、宇田川靴店がこうしたサービスをしている事を知らなかった場合には、覚えておいて損はないですよ。
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